【台風情報】台風2号最新進路予想 大陸に上陸後は再び海上に出て日本の南海上へ進む可能性 気象庁&米軍・欧米予報機関の進路予想比較
■台風2号は大陸に進み熱帯低気圧へ その後の進路は? 31日に発生した台風2号は、1日午前6時現在、南シナ海にあってゆっくりとした速度で北北東へ進んでいます。中心気圧1000hPa、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルです。 【詳しい進路予想】台風2号 気象庁&米軍・アメリカ・ヨーロッパ 海外予報機関の進路予想比較 このあと大陸に上陸して1日の夕方には熱帯低気圧へと変わる予想となっています。 アメリカ海軍が発表している進路予想も、気象庁とほぼ同様となっています。現在の予想ではそこまで発達はしない予想で、2日には再び熱帯低気圧となる予想です。 ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります) ■熱帯低気圧に変わった後、再び海上へ 日本の南海上を東へ進む予想 気象庁やアメリカ海軍の進路予想では、台風から熱帯低気圧に変わった後の進路予想は発表されていませんが、その後はどのようなコースを通る可能性があるのでしょうか。 台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。気象庁は台風の進路予想についてアンサンブル予報の結果は公表していませんが、海外の予報機関では公開されているため見ることができます。 ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予報によると、大陸に上陸したあとは進路を東寄りに変えて進み、再び海上に出て台湾方面へと進んだあと、沖縄の南の海上を東へと進む可能性があります。 アメリカ海洋大気庁の予想も、ヨーロッパと同じような傾向を示しています。欧米の予報ともに現時点ではそれほど発達することはない見込みです。
台風の最新情報については、気象庁が発表する台風情報を確認してください。
中国放送