スイカ生育順調 高値販売願う 青森・鯵ケ沢町で「目揃会」
つがるにしきた農協の白神やさい・果実部会すいか班は3日、青森県鯵ケ沢町の鳴沢りんごセンターで、本年産スイカの選果基準を確認する「目揃(めぞろえ)会」を開き、大玉の出荷を同日開始した。生産者や市場関係者ら約50人が参加。9月上旬までの順調な出荷と、猛暑で需要が高まった昨夏並みの高値販売を願っていた。 目揃会には同すいか班の今均さんが2Lサイズ中心に「羅皇(らおう)Z」250玉を出品。今勝班長が、手のひらでポンポンとスイカの表面をたたき、空洞の有無などを判断して四つの等級に選別し、県内の市場に出荷された。 今年、同すいか班の生産者は昨年と同じ14人。作付面積は昨年より2.26ヘクタール少ない30.84ヘクタールとなった。1432.5トンの出荷と2億1975万円の販売を目標に掲げる。 生育はおおむね順調。4月からの生育期間を通じて、降水量は平年の6割程度と少なかったが、登熟は順調に進んでいるという。 今班長は「初期の生育はやや遅れ気味だったが、順調に来ている。今後は、雨が少なく、暑い日が続いてほしい。去年並みの高値で販売できれば」と話していた。