山の斜面をピンク色に彩るマザー牧場のコキア＝10日、富津市

　富津市田倉のマザー牧場で、約8千株のコキアが紅葉期を迎えた。猛暑の影響が心配されたが、秋の気配とともに一気に色づき、見頃となった。 　コキアは「ほうき草」とも呼ばれる1年草。まきばエリアの斜面約4500平方メートルに植栽し、3年目となる。紅葉期は10日間程度。一面をピンク色から真っ赤に彩った後は、赤みが抜けて黄金期のグラデーションが11月中旬まで続く。

山の斜面をピンク色に彩るマザー牧場のコキア＝10日、富津市

　大きいもので高さ約1メートルほどに成長した丸い形のコキアは、ふわふわモコモコ。近くにあるペチュニアの改良種「桃色吐息」のエリアと合わせて楽しめる。 　愛犬を連れて写真を撮る人も目立ち、来場者は秋の訪れを感じながら目の前に広がる景色に癒やされている。