7日のイタリア杯パルマ戦を前にフィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が語った(C)Getty images

【欧州・海外サッカーニュース】フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、7日5:00（日本時間）に予定されているコッパ・イタリアのラウンド16フィオレンティーナ対パルマ戦へ向けて前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】ラウタロの2発で無念の逆転負け…優勝を逃したフィオレンティーナ　コッパ・イタリア 決勝｜2022-23

45歳の若手指揮官ヴィンチェンツォ・イタリアーノの下、昨シーズンはコッパ・イタリア（イタリア杯）決勝で惜しくもインテルに敗れてタイトルを逃したフィオレンティーナ。今シーズンは、日本時間7日に行われるラウンド16において、元アビスパ福岡指揮官ファビオ・ペッキアが率いるパルマ（セリエB）との対戦へ挑む。 「偉大なスピリットを持ってこうした試合に臨むべきだ。昨シーズンは決勝で敗れ、非常に苦い思いをした。だが、勝ち進んで夢を見るのは素晴らしいことだ。次へ進めるように全力を尽くしたい。上手くアプローチできなければ、大きな困難に陥る可能性がある試合だ。選手たちにも話をしたが、しっかり良い準備をしなければならない」 イタリアーノは、ペッキアの下でセリエB首位を走るパルマに対する警戒を強めた。 「落とし穴は目と鼻の先に潜んでいるかもしれない。パルマはセリエBで非常に良いパフォマンスを見せており、熱狂に包まれているうえ、セリエAレベルの選手たちもいる。こうしたチームは、脅威となり得るはずだ」 リーグ戦では10月末のアルノダービーでエンポリに敗れて以降、5戦4敗と成績が低迷したフィオレンティーナ。だが、前節ではサレルニターナに勝利を収め、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）出場圏内の4位からわずか1ポイント差の6位につける。 「このチームには、困難が訪れても跳ね返せる能力があると常に言ってきたが、その通りだった。最大限の結果を得られるように継続性とバランスを見つけなければならない。現在の順位に満足しているが、まだ道のりは長い。しっかり努力して向き合っていかなければならないが、我々は、全ての対戦相手にとって嫌なチームであることを示してきた」 一方、パルマ指揮官ペッキアも、昨シーズンのイタリア杯準優勝チームとの対戦へ意欲を示した。 「フィオレンティーナは強豪であり、UCL出場権を競っているチームだ。フィレンツェでは、メンタル面で気負わずに臨むべきだ。カルチョをプレーし、楽しみつつも、自己犠牲を払おうとする意欲が必要だ。謙虚に取り組まなければならない。UCLに値するチームが相手であり、素晴らしいショーウィンドウになるだろう」 試合情報 フィオレンティーナ vs パルマ 試合時間：2023年12月7日（木）日本時間5:00 会場：スタディオ・アルテミオ・フランキ