「6月に死にかけ、輸血8回」 公式戦で完敗の58歳マイク・タイソンが健康状態を説明
元プロボクシング世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(58)が16日(日本時間17日)、インスタグラムで6月に生死をさまよっていたことを明かした。タイソンは15日(同16日)、米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムでユーチューバーとして知られるジェーク・ポール(27)と対戦し、0-3で判定負けした。 【写真】マイク・タイソン、前日計量で対戦相手のユーチューバーを平手打ち タイソンにとって19年ぶりの公式戦は当初、7月に予定されていたが、胃潰瘍の症状が出たため延期された。タイソンは試合から一夜明け「私は6月に死にかけた。輸血を8回行った。病院で血の半分と(体重)25ポンド(約11キロ)を失った。まずは健康を取り戻す必要があった」と報告。その一方で「年齢が半分の才能あるファイターと8回を戦い抜く姿を子どもたちに見せられた。なかなか得られる経験ではない」と充実感に浸った。 試合は2分8回で実施され、パンチの威力を減らすため14オンスのグローブが使用された。ライブ配信した動画配信サービス「Netflix」によると、世界中で6000万世帯で視聴され、ストリーミング再生回数はピーク時に6500万回に達したという。