“人襲うヒグマ” 対策進むと期待… 北海道知事も喜び 指定管理鳥獣にクマが追加 国の交付金で捕獲できることに
北海道を含む全国で相次いだクマによる人身被害を受け、環境省は16日、国の交付金を用いて捕獲できる指定管理鳥獣にクマを追加したと発表しました。 捕獲も含めた個体数の管理や、出没対応の訓練などを交付金の支給対象とする方針です。 また、市街地で猟銃を使用することを禁止している現在の鳥獣保護管理法の改正も検討していくとしています。 全国で、2023年度のクマによる人身被害は198件、被害にあった人は219人で、6人が死亡しています。 いずれも統計のある06年度以降で最多となっています。 指定管理鳥獣にクマが追加されたことに鈴木直道 北海道知事は、「この指定によりクマ類への対策が大きく進展すると考えています。国が、将来的な存続への配慮などクマ類特有の課題に対応した支援制度が検討されるものと承知していて、今後、地域の実情を踏まえた支援がなされるよう期待しています」 「北海道としては、国の動向も踏まえながら、人とヒグマのあつれきの抑制に向け、捕獲目標の設定など個体数調整による管理、生息実態調査、ゾーニング管理の導入など、国の支援を活用した対策を進め、より実効性あるヒグマ対策の充実・強化に取り組んでまいります」などとコメントしました。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 獰猛犬 "ピット・ブル"の「ボス」 が逃走中…警察が捜索するも行方わからず…不安増すなか児童らが登下校…トラック追いかけていった「ボス」はいったいどこへ 北海道鷹栖町
- きっかけはネットに蔓延するインチキバナー広告!"森永卓郎"氏を名乗る者から、さらに"松阪葉月"氏を紹介され「ニセの銀投資」3000万円だましとられる…北海道函館市の70代男性被害
- 横領額“3億5000万円”―元社員の男『全額使い切った』2015年から約8年で…逮捕容疑の120万円の詐欺認め「競馬や競輪などのギャンブルで遊ぶ金が欲しかった」 北海道小樽市
- “核ごみ”で新展開―佐賀県玄海町で『文献調査』受け入れ求める請願提出 神恵内村の対話の場で関係者は…「関心を持ってくれたことに感謝」 次のステップ『概要調査』へは北海道内両町村は住民投票を検討
- 気球で“宇宙旅行” 2024年夏にも実現へ… 1人2400万円するも「訓練なし」計4時間の未体験“絶景旅” 将来は200万円台が目標 北海道