肺がん早期発見に「AI=人工知能」活用…中四国地方で初めて鳥取県保健事業団が医師支援システム導入
山陰中央テレビ
「AI」=人工知能の活用が広がる中、鳥取市の健診施設に「AI」を活用して胸のX線画像の読み取り精度を上げる支援システムが導入されました。肺がんの早期発見につながると期待されます。 鳥取県保健事業団・中村廣繁参与: AIはどうかな?私はこれ、おかしいと思うんだけど。AIはやっぱりここをおかしいと。95点とするわけです。 鳥取市にある鳥取県保健事業団で公開されたのは、AIを活用した胸部X線の読影システム。肺がんなどの診断に欠かせない胸のX線画像の読影、医師が読み解き、診断するのをサポートします。2024年9月から、健康診断やがん検診などで活用しています。 AIに数十万を超えるX線画像を学習させ、異常がある部分を見つけると、その確実性に応じた色や数値を表示します。肺がんかどうかは医師が診断しますが、AIが異変を見つけることで見落としの防止や医師の負担軽減が期待できるということです。 鳥取県保健事業団・中村廣繁参与: 読影するときの不安感がずいぶん減りましたし、速度も速くなったので効率性が上がり、負担が減ったと感じている。幅広くいろんな検診の場に応用していきながら、精度管理が上がったことを実証していきたい。 鳥取県保健事業団はAIの活用により、胸部X線検査の精度向上が図られることを知ってもらい、多くの人が受診することで肺がんなどの早期発見につながればとしています。
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