オウム真理教の重大事件を風化させるな 団体監視の住民が意見交換
無差別大量殺人事件の地下鉄サリン事件が発生した3月20日を前にオウム真理教の後継団体が拠点を置く金沢市で、地元住民らが対策を話し合う意見交換会が12日、開かれました。 意見交換会には、地元浅野町校下の住民と公安調査庁、警察、金沢市から45人が出席しました。 オウム真理教の後継団体・通称「山田らの集団」が拠点を置く金沢市昌栄町の施設には現在も4、5人の信者が出入りしているとみられています。 「山田らの集団」に対しては公安調査庁による施設の立ち入り検査などが可能となる団体規制法の観察処分が2月から3年間更新されました。 「3月から4月にかけて何か動きがあるかもしれない。一番嫌がるのが、住民のパワー。根気負けせず、監視をしていくことが住民の共通の認識」(金沢オウム真理教対策協議会 畠善昭会長) 対策協議会は20年以上にわたり監視活動を続けていますが高齢化も進んでいて今後は校下ぐるみでの対応と新たな監視員も募集し活動を継続する方針です。
北陸放送