別海高校生徒ら応援団が現地入り 選抜高校野球
北海道別海町の別海高校野球部が、大会3日目の20日に阪神甲子園球場で初戦を迎えるのを前に、アルプススタンドで選手たちを応援する同校の生徒や吹奏楽部を支援する標茶高校吹奏楽局員ら153人が19日、伊丹空港に到着。生徒たちは疲れた表情もなく笑顔を見せ、一刻も早く応援したいとの思いで満ちあふれていた。 この日、生徒たちは2班に分かれて現地に向け移動。このうち、A班61人は午前6時に別海高を出発、釧路空港から羽田空港を経て、午後2時30分すぎ伊丹空港に到着した。 別海高生徒会の中鉢龍之介副会長(17)は「人数は少ないかもしれないが、声が枯れるまで全力で応援したい」と意気込みを見せた。このあと、生徒たちはバスで京都府内の宿舎へ向かった。 午前10時に別海町を出発したB班の生徒は午後8時ごろに合流。また、別海高吹奏楽部員と標茶高吹奏楽局員、楽器経験者で今回応援団に加わる別海町民ら合わせて約40人は、京都で数時間にわたる合同練習を行い本番に備えた。 別海高吹奏楽部の鈴木ささら部長(17)は「気持ちだけは負けず、選手の背中を押せるような声出しと演奏をします」と笑顔を見せた。
釧路新聞