現役最古の木造灯台を再設置 兵庫・西宮、来春に点灯
兵庫県西宮市の今津港にある建設から200年以上の歴史を持つ現役最古の木造灯台「今津灯台」を従来の設置場所の対岸にある石積み基壇に再設置する工事が19日、始まった。来春に再点灯する予定。 西宮市によると、今津灯台は市内の酒造会社「大関」を営む長部家が1810年に創建し、現存の灯台は1858年に再建。海上保安庁に航路標識として登録された現役の木造灯台の中で最も古く、市の重要有形文化財に指定されている。 南海トラフ地震で想定される津波被害軽減などを目的とした排水機場の整備に伴い今年9月、移設工事が開始。灯台上部の木造部分は仮置き場に移され、保管中だった。