パリ五輪・近代五種代表に佐藤大宗(青森市出身) 初出場、日本勢初のW杯個人メダリスト
日本近代五種協会は17日、パリ五輪の出場内定選手を発表し、男子は青森市出身の佐藤大宗(30)=青森山田高出、自衛隊体育学校=が選ばれた。 佐藤の五輪出場は初めて。2023年9月の杭州アジア大会で日本のパリ五輪出場枠を自ら獲得し、出場が確実視されていた。 同年5月のワールドカップ第4戦で銀メダルを獲得し、男女を通じて日本勢の個人種目で初の表彰台に立った。同11月の全日本選手権も2年ぶりに制するなど日本のトップ選手として活躍。今月8~16日に中国で行われた世界選手権は、日本選手で唯一決勝に進出し、9位だった。 県勢が五輪の近代五種代表に選ばれるのは青森市出身の久保晃さん(1972年ミュンヘン、76年モントリオール)、旧岩木町出身の太田敏範さん(88年ソウル)以来3人目。 ◇ <さとう・たいしゅう 青森市出身、青森山田高出、自衛隊体育学校。2012年に海上自衛隊入隊。フェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃とランニング)をこなす近代五種での五輪出場を目指し、13年から同校。競技歴は12年で21、23年の全日本選手権優勝。同年の杭州アジア大会で日本人選手トップの6位に入り、日本のパリ五輪出場枠を獲得した>