エフコムが世界のトップ5社に サステナビリティアワードのエンドユーザー部門
情報サービス業のエフコム(福島県郡山市)は、持続可能な取り組みをたたえる2023年度サステナビリティアワードのエンドユーザー部門で世界のトップ5社に選ばれた。 世界的な電子機器メーカーのシュナイダーエレクトリック(フランス)が主催し、約60カ国400社がエントリー。同部門ではアジアで唯一の受賞となった。 エフコムは①福島データセンター(福島市)でシュナイダー社製の冷却効率の高いラックを導入し、二酸化炭素(CO2)排出量を削減②郡山市で廃校をオフィスに活用し、太陽光発電施設を導入③会津若松市河東町に東京ドーム約10個分の広大な森林を「エフコムの森」として整備し、CO2を吸収―などの取り組みが高く評価された。 表彰式は3日、パリで行われ、斎藤正弘社長がトロフィーを受けた。11日に郡山市役所で品川萬里市長に受賞を報告した斎藤社長は「環境への責任を果たすことで国際的な評価を得られて光栄だ。持続可能な取り組みをさらに加速したい」と語った。
同社は今後、会津若松市のデータセンターをはじめ、県内外の事業所で再生可能エネルギー由来の電力導入を検討する。