重大事故につながる「漫然運転」に注意…前を見ているつもりで集中してない! JAFが教える意外な対策
睡眠不足・スマホ・運転への過信に注意
警察庁がまとめた漫然運転による死亡事故件数の件数です。漫然運転は「注意力や集中力が低下した状態で車を運転すること」としています。2023年に安全運転義務違反による死亡事故は1358件で、このうち漫然運転によるものは403件と最も多くなっています。 漫然運転は別名を「内在的前方不注意」といい、前を見ているつもりでも集中できていないため、信号や歩行者に気づけずに事故を起こしてしまうことがあるのです。 その原因は睡眠不足や疲労の蓄積、運転中に考え事をしてしまう、スマホに気を取られる、単調な道路での長時間運転、同乗者との会話に盛り上がってしまう、運転への過信などが指摘されています。
清水警察署・増田地域交通官は漫然運転を防ぐためには、精神的にゆとりを持った状態で運転、単調な道路での運転は適度な休憩をとること、疲労が蓄積していたり睡眠が不十分な時は運転しない、「大丈夫だろう」ではなく「なにか起こるかもしれない」という意識をもつことが大切とアドバイスしています。 またJAF静岡支部・菊地さんは、運転席から見える状況をコメントで描写する「コメンタリードライブ」を推奨しています。
テレビ静岡