マキロイが最新“ミニドラ”投入 タイトなコース攻略に打った一手
「RBCヘリテージ」の舞台であるハーバータウンGLは、PGAツアーの選手たちに、他とは異なる試練を与えるコースである。比較的短く、タイトで、曲がりくねったレイアウトは、コースマネジメントをチェスの対局へと変貌させる。 【画像】オーガスタで見つけたカッコいい「マスターズ」仕様ギア
選手たちは、グリーンへ向かって張り出した木々などに遮られないラインを確保するため、ティショットを適正な飛距離で然るべき場所へ運ばなければならない。 飛ばし屋もハーバータウンで成功を収めることはできるが、「とにかく飛ばせばいい」という類のコースではない。むしろ、その対極にある。鋭角のドッグレッグやタイトな木立により、ボールを飛ばし過ぎると難しい位置からのショットを強いられるか、あるいは真横にチップショットで出すだけとなってしまいがちなのである。 そのようなわけで、今週の早い段階でのテスティングでは、ボールを左右の両方へ曲げてコントロールできるロングアイアン、ドライビングアイアン、ユーティリティウッドに重点が置かれる。 今週、PGAツアーの平均飛距離で4位(313.1yd)にランクインするロリー・マキロイ(北アイルランド)は、3番ウッドを抜いた代わりに、ロフト角13.5度の新しいテーラーメイド「BRNRミニドライバーカッパー」を加えた。
BRNRミニドライバーカッパーは、同シリーズの第2世代であり、ドライバーに似たヘッド形状をしている。ドライバーより小型ではあるが、3番ウッドよりは大きいため、ドライバーよりスピン量と操作性が若干高く、3番ウッドより飛距離性能と寛容性が高いクラブとなっている。 この火曜に、マキロイはGolfWRX.comに対し、ハーバータウンGLではティショットのプレースメントに精度が求められるため、このクラブをデビューさせるのに「良い週」だと述べた。 マキロイは2週前の「バレロテキサスオープン」前にBRNRミニドライバーのテスティングを始め、「マスターズ」では練習ラウンドを通じてバッグに入れていた。 しかしながら、マキロイはこのクラブを「マスターズ」で使うことはなく、同大会ではこれまで通りテーラーメイド「Qi10」の3番ウッドを選択している。 ただ、今週水曜の午前中に行われたプロアマの後、ノスタルジックなルックスのBRNRミニを実戦投入するかと問われたマキロイは「そうなると思う」回答。実際にバッグに入れ、2日目を終えて首位に4打差の位置にいる。