劇団四季「キャッツ」舞台稽古始まる ごみ捨て場模したステージセットに仕掛け 静岡市民文化会館
劇団四季は10日、ミュージカル「キャッツ」静岡ロングラン公演の17日開幕に向け、静岡市葵区の市民文化会館で舞台稽古を開始した。俳優24人が歌い踊り、個々の立ち位置や動線を入念に確認した。 【動画】劇団四季「キャッツ」舞台稽古始まる 静岡市民文化会館 都会のごみ捨て場を模したステージセットは、スタッフ約130人が3週間程度かけて完成させた。舞台上に27カ所、客席側に26カ所の「入退場口」が隠されていて、上演中に俳優が入れ代わり立ち代わり使用する。舞台稽古初日はレジデントディレクターの坂田加奈子さんが指示する中、物語序盤の動きを確認した。 暗転中の誘導灯の光量や床の滑りやすさなども確かめた。楽曲「ジェリクルソング」の途中では空中ブランコも使用し、本番さながらの声量と熱で稽古を続けた。登場猫「マンカストラップ」役の一人、分部惇平さんは「2018年の東京公演で楽曲・振付などが変更されていて、静岡でこのバージョンは初めて。前回公演を見た人も楽しんでもらえるはず。劇場に足を運んでほしい」と話した。
静岡新聞社