大山、恐竜駆ける 祭りで化石PR
恐竜化石群が発掘された富山市大山地区をPRする「大山ダイナソー祭り」(富山新聞社後援)は8日、市大山総合グラウンドで初めて開かれ、約1500人が恐竜の着ぐるみレースなど多彩な催しを楽しんだ。 メインの「ティラノサウルスレース」には計350人が参加し、カラフルな恐竜スーツや自前の衣装に身を包んで走った。上滝小5年の金木蒼弥さんは「はだしで走ると速くなった。地元に恐竜の化石があると知ってびっくりした」と話した。舞台では上滝中吹奏楽部の演奏や地元の保育園児によるダンスが来場者を楽しませた。 同地区は1990年代に恐竜化石が見つかり、富山市南商工会青年部大山支部などでつくる実行委が、特色を生かして多世代が楽しめる祭りにしようと企画した。上滝中の生徒約50人も運営を手伝った。 森元隆介実行委員長は「大山地区にこんなに人が集まるのは初めて。地域内外が多く交流する場として、今後も続けたい」と話した。