干潟の紅葉、鮮やか 東与賀町で「シチメンソウまつり」
「第31回シチメンソウまつり」が3日、佐賀市東与賀町の東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」の芝生広場周辺で開かれた。秋晴れの下、赤く染まったシチメンソウとイベントを楽しむ人たちで終日にぎわった。 悪天候の影響で2日のステージイベントなどを中止したが、延期して実施した同町産の特別栽培米「夢しずく」の販売や米つかみ取りには例年以上の行列ができた。価格は5キロ2400円と比較的手頃で、購入者には抽選でさらに米が当たるチャンスもあり、見事引き当ててほくほく顔で帰る姿もあった。 シチメンソウを目当てに福岡市から訪れた佐賀大の女子学生(21)は「授業で知った赤いシチメンソウで映え写真を撮りたくて来た」と話し、熱心にシャッターを切っていた。 シチメンソウの色づきはまだ6割ほど。実行委によると冷え込みの遅れなどが原因とみられ、「これ以上進まない可能性もある」という。(志垣直哉)
志垣直哉