MEGUMIが心の危機に陥っていたあの日、新刊の打ち合わせで編集者が見た意外な表情とは【日曜日の初耳学・王様のブランチで話題】
「雑誌の連載もテレビも、気づけば全部人生相談になっちゃうんです(笑)。姉さんとか、パイセンとか、下手したら大先生とか呼ばれちゃったりしますね。たしかに、メンタル強いとか、ブレないとか、言われることは多いです。でも、近しい人は知ってるんですけど、そんな強くないんですよ、実際は。いつも気合い入ってるけど、落ち込んだりすることも多い。面倒くさい人間なんです(笑)」 【画像】新刊『心に効く美容』の中身をチラ見せ!リラックス~セクシーまで多彩な表情をチェック そんなMEGUMIさんが自分の「感情のたづな」を引くためにたどり着いた「美容法」と「思考法」。新著『心に効く美容』は、10年以上にわたって悩んでいろいろと試した結果がギュッと詰まった一冊です。 発売後すぐ、「日曜日の初耳学」「めざましテレビ」「ノンストップ!」等で紹介され話題になり、Amazon趣味・実用ランキング1位、楽天ブックスランキング1位(5月14日現在)に。発売4日間で14万部を突破しました。 mi-molletでは、MEGUMIさんの新刊発売直前の心境や、制作の裏話を担当編集者がインタビュー。数回にわたってお届けします。 ――今回は本の制作を振り返ってみたいと思います。初めてお会いしたとき、私がはっきりと覚えてるのは、タンクトップに淡いピンク系のジャケットを肩にかけて思っていたよりもずっと華奢で、想像以上にお肌がピッカピカだったなということです。その日、たぶんほとんどお化粧されてなかったと思うのですが。 「なるほどなるほど」 ――最初は全然違う企画でお話をさせていただいたんですが、MEGUMIさんの印象はお肌がピカピカしてて、姿勢がよくて、ビジネスウーマンって感じ。オーラを感じました。 「おーそれは嬉しいです!」 ――でも、結構あとで振り返ったら、あのときが一番つらい時期だったのかなと思って。本にも書いてありましたが。 「あーそうですね。一番やばかったときですね」 ――だけど、全然そういう感じじゃなかったんですよ。 「あっはは(笑)。同情されづらいんすよ、だから」 ――全体的にピッカピカで。全然伝わらなくないですか? 辛いとか、疲れてるとか、調子悪いとか。悩んでるとか。 「伝わらないと思います。美容をやりすぎるとね、こういう欠点はあると思いますね(笑)」 ――気づいてもらえないですよね。 「いや、実際はもう結構限界なんだけどと思っていても、顔見たらピカピカだから全然大丈夫っぽい感じになっちゃう」 ――お仕事の話をしてるときは、自分を保てていたっていうことなんでしょうか。 「仕事になれば、そこはもう切り替えていたというか。逆に仕事によって救われていたこともありますね。車に戻ったら崩れてたかもしれないんですけど。やっぱり仕事はすごい好きなんですよね。仕事をしていれば、気持ちが上向きまでいかないけど、一旦問題からは離れられるっていうのもわかっていたし。本のお話をいただいて、自分の意見を、前向きな感情とともにやっぱりお伝えしたいと思うから、そこはもう強制切り離しをしてやっていた気がします」 ――今回の本の企画を女性に寄り添う内容にしたい、って逆提案してくださったじゃないですか。辛い思いを抱えている人が多いから、心に効く美容法をお伝えしたいと。 「映像のプロデュースとかをやっているから、こういうほうがいろんな方に喜んでいただけるだろうな、っていう客観的な目線みたいなものは常にあって。それは作品作るときもそうだし、バラエティーの企画でもそう。自分が前に出たいっていうよりも、うん、おもろいな、みたいなほうが勝っちゃうわけなんですよね。こっちが売れるとか、こっちのほうが今必要とされてるみたいなことの方が絶対的に自分の中で重要なんです。前回の本を出したあと、イベントに来てくれた年配の方が泣きながら『ありがとう』って言ってくださったりして、美容をあまりやったことがない人にも届けられたんだ、っていう実感があったんですね。でも同時に、皆さんからの声を聴いていると、こんなに皆さん悩んでるんだと思うことが多くて」 ――そうですよね。いろんなところで、いろんな人の相談に乗ってるなと思ってました。 「ってことは、悩みをスポーンて解決するような本のほうがいいんじゃないかなと。前作では言えなかった、美容に対するもうちょっと深い思いとか考えや情報があるから、それを出しつつ、さまざまな専門家の方から学んだことをミックスしてご紹介する本を提案させていただきましたね」 ―― はい。それが今回の『心に効く美容』になりました。前作でありとあらゆる美容を紹介していますけど、「心に効く」っていうことにフォーカスしたら、新たにいろいろな方面から話が出てきましたね。なんか1冊目の読み方も変わるなって思いました。こういうことだったんだ、って答え合わせになっているような。 「そうですね。自分を整えるために美容をやってね、っていうことがより深く伝わった2冊目になったんじゃないかなと思いますね」 ――作り終わってすごく腑に落ちました。ああ、だからMEGUMIさんはこんなにたくさん美容をやっているんだなど。1冊目を買った方も読んでほしいですし、勝手ながら、今作を読んで、もう一回1冊目を読むのもいいかもしれないと思いました! 撮影/大坪尚人 スタイリスト/斉藤くみ ヘア&メイク/エノモトマサノリ 取材・文/川良咲子
MEGUMI