名門・白浜中柔道部の歴史に幕 30人で最後の稽古 南房総(千葉県)
閉校する南房総市の白浜中学校で24日、「白浜地区柔道合同練習会」が開催された。同校柔道部の部員や卒業生、地域住民ら総勢30人が参加し、同校柔道部として最後の稽古に汗を流した。 1969年の開校以来、55年続く柔道部。卒業生には柔道家の篠巻政利氏、故・高木長之助氏といった世界チャンピオンを2人輩出。県大会優勝も数多く、「柔道王国白浜」としての歴史と伝統を受け継いできた。 練習会は白浜柔友会、白浜柔道クラブ、同校柔道部の3団体が企画。部員らをはじめ、呼び掛けに集まった卒業生、歴代顧問らが参加し、最後の練習に汗を流した。 白浜中柔道部は、来年度から南房総中柔道部として新たなスタートを切る。 同校2年の里見丞助主将は「新しい南房総中柔道部でもレギュラーを取れるように頑張りたい」と抱負を語った。