17日夜、愛媛県と高知県で震度6弱を観測した地震について、気象庁は南海トラフ地震との直接の関連を否定しました。 　17日の地震で東海3県では愛知県飛島村や津市などで震度2、名古屋市などで震度1を観測しました。 　震源は南海トラフ地震の想定震源域内でしたが、気象庁は南海トラフ地震との直接の関連を否定しました。 「この地震をもって直接、南海トラフ地震の可能性が高まったとも低まったとも言えるものではない」（気象庁 原田智史 地震津波監視課長） 　気象庁によりますと、南海トラフ地震はプレートの境界で発生するのに対して、今回の地震はプレートの内部で発生したもので、地震のメカニズムが異なるということです。 　地震の規模を示すマグニチュードは6.6で、南海トラフ地震との関連を調査する基準のマグニチュード6.8以上には該当しませんでした。 　気象庁は、揺れが強かった地域で今後1週間ほど震度6弱程度の地震が起きる可能性があるとしています。 　中部空港では四国からの便に影響は出ていないということです。