大谷選手(的なイメージ)とブラックホールの二刀流で奥州市を盛り上げる洋菓子店 岩手
大谷翔平選手の故郷である岩手県奥州市。 洋菓子店の店頭に不思議なデザインの自販機があると聞き、足を運んでみました。 【写真を見る】大谷選手(的なイメージ)とブラックホールの二刀流で奥州市を盛り上げる洋菓子店 岩手 ここは奥州市役所に近い場所にある「銘菓処 高千代」 あ、黒っぽいデザインの自販機が。これですね。 品ぞろえは「ブリュレタルト」「モンブランクレープ」「プリンクレープ」「抹茶タルト」など、どれもおいしそうです。 あれ? 「カリカリブラックホール」?お菓子にしては珍しい名称ですね。 そうか!こちら奥州市は大谷選手の故郷であると同時に、ブラックホール研究で有名な「国立天文台水沢VLBI観測所」がある所でもあるんです。 それにちなんでのお菓子なんですね。 そして、この自販機は・・・ 「ブラックホール」がデザインされた自販機なのです。 (有)銘菓処 高千代 代表取締役の高橋一隆さんにお話をうかがいました。 (ブラックホール自販機を置いた狙いは?) 「自販機を設置したのが2022年の10月なのですが、『設置しよう』と思った当時に国立天文台水沢さんがブラックホールの撮影に成功され、注目されていましたたので、地域を盛り上げようとこのデザインにしました。次第に『おいしい商品が並んでいる』と評判になり、売れ行きも順調です」 (商品のラインナップは時々変えているんですか?) 「洋菓子に使う果物などに旬がありますので、時々メニューを変えています。また、店内で売っているものだけでなく『自販機専用』の商品も並べていますよ」 なるほど。品ぞろえも工夫されているんですね。 と、思ったその時、筆者の目にある商品が飛び込んできました! 「酒まんじゅう 奥州の龍」! お酒とお菓子の二刀流、だそうです。上手い! あれ?でも、大谷選手関連は権利が厳しいはず。そこで高橋さんに再び聞いてみました。 (だ、大丈夫なんですか?) 「そこで、デザインには特定チームのユニフォームを着せたりしないようにしました。商品名にもパッケージにも大谷選手の名前は登場しません。一応、市内に住む大谷選手のご両親に酒造会社さんがご挨拶に行き、ご了解を得ました」 そうですか。了解をいただいてるんですね。
ちなみにこちらの商品は店内のみの販売になります。 しかし、大谷選手(的なイメージ)の酒まんじゅうは大谷選手ファンからお土産として人気が出そう。 これから、お店の中では大谷選手(的なイメージ)、外ではブラックホールの自販機の、まさに「二刀流」がお店、そして奥州市を盛り上げてくれそうです。
IBC岩手放送