外食しないのに食費が減らせず、スーパーで買っているのに月4万円は使います。どうやったら減らせますか?
株式会社帝国データバンクによると、2023年11月の食品値上げは131品目にとどまり、2022年以降最少となりました。約2年間続いた値上げラッシュも落ち着きを見せ始めましたが、食品の価格は高止まりの状態です。何とかして食費を節約したいと考える方もいるでしょう。 1人暮らしで外食を一切しないのに食費が4万円ほどの場合、平均と比較すると食費の使い過ぎなのでしょうか。本記事で、おすすめの節約方法とあわせて紹介します。
単身世帯の1ヶ月の平均食費は約4万円
「家計調査 家計収支編(2022年)」によると、単身世帯(男女含む勤労者世帯)の1ヶ月の平均食費は4万301円です。なお、2015年の同調査では、単身世帯の1ヶ月の平均食費は4万5598円でした。単身世帯の食費は年々減少傾向にあり、特に食品の値上げが始まった2020年から大幅に減少しています。こちらのデータから、1人暮らしで約4万円の食費は平均的といえるでしょう。 もう少し詳しくデータを分析すると、2022年で1ヶ月の食費4万301円のうち菓子類が3027円、調理食品が8502円、酒類が2406円、外食が1万1492円となっています。外食を一切しないにもかからず、食費が4万円を超えているのはやや高いといえるかもしれません。 マイボイスコム株式会社(東京都千代田区)が、2023年9月に9698名を対象として行った「外食(夕食)に関する調査」によると、直近1年間に夕食を外食した方は8割弱でした。頻度については週1回以上が1割強、月1回以上が4割強となっています。 夕食を外食する方の支出額は、1回あたり2000~3000円未満が最多でした。外食1回につき3000円使うとして、月に4回程度外食するとかかる費用は1万2000円です。先ほど紹介した家計調査の平均外食費とほぼ一致します。
外食なしで食費が節約できない理由は?
外食を一切せずに、かつスーパーマーケットでのみ食品を購入しているのに、食費が高いと感じている方もいるでしょう。 その理由としては、単価の高い食品を購入している可能性が最も高いでしょう。高級スーパーマーケットを利用している、もしくは高級な食品を購入していたら、当然毎月の食費は上がってしまいます。外食はしていないものの、スーパーマーケットでお総菜やお弁当ばかりを購入している可能性も考えられます。 また、購入した食料を上手に使い切れずに、無駄にしている場合も食費を思うように下げられません。