【カープ・栗林良吏投手】日本人最速タイの偉業を達成!好調のカギは制球力の向上と感謝の気持ち
カープの絶対的守護神・栗林良吏投手に、今シーズン掴んだ手応えを聞きました。
カープの守護神に君臨する栗林良吏。今シーズン、24試合に登板し、防御率は驚異の0点台。さらに、リーグ2位の15セーブをマークし、接戦をものにする新井カープを支えています。(成績は6月9日現在) ■カープ 栗林良吏投手 「久しぶりに開幕からいい状態で投げられているのがあるので。1敗しているところは反省するところはありますけど、それ以外に関してはいいのかなと思っています。」 開幕から好調を維持できているのには、ある要因がありました。 ■カープ 栗林良吏投手 「一番は制球力が安定してきたので、フォアボールの数が減りましたし、カットボールでストライクが取れるのが、1番大きいのかなと思うので。」 今シーズンの栗林を支えるのは制球力。1イニングあたりに出すフォアボールは約2個。過去3年と比較しても改善しています。その制球力向上のカギを握っているのは、カットボールの精度です。 ■カープ 栗林良吏投手 「右にも左にもサインが出るようになりましたし、制球を含めてキレだったりとか、凡打になる確率だったりとか、そういうのはいいのかなと思ってます。」 さらにもう1つは、伝家の宝刀に好調の理由がありました。 ■カープ 栗林良吏投手 「フォークボールが低めに行ったときに、振ってもらう確率が高くなった。本来振らなかったらボールのところを、振ってもらったりとか、ファウルになったりとかして、ストライクになっているので。」 2024年に奪った29個の三振のうち、17個がフォークで奪ったもの。制球力が向上したことで、早めに打者を追い込み、決め球のフォークが効果的に使えているといいます。 ■カープ 栗林良吏投手 「ワンバウンドになるかならないかギリギリのところが、一番自分の中では空振り率が高いのかなと思うので、キャッチャーのところでワンバウンドするかしないかを狙って投げるようにしています。コントロールに助けてもらっているという感じです。」