「東京オートサロン2025」のトヨタTGRブースの目玉は3台の初公開GRヤリス! 「ニュルブルクリンクでのクルマづくり」をテーマとした展示は見逃し厳禁
TGRの聖地「ニュルブルクリンク」にフォーカス
世界最大級のカスタムカーの祭典として知られる東京オートサロン。2025年は、1月10~12日の3日間にわたり、千葉県・幕張メッセにて開催される。この東京オートサロン2025に出展されるTGR(TOYOTA GAZOO RACING)ブースの概要をご紹介しよう。 【写真】オートサロンはTGRブースに集合! 展示予定のクルマを一部ご紹介(全15枚) 2025年度のTGRブースのテーマは、TGRとそのマスタ―ドライバーのモリゾウことトヨタ自動車会長の豊田章男氏の原点となる「ニュルブルクリンクでのクルマづくり」。 そんなテーマを掲げるTGRブースでまず見どころとなるのは、ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車両の展示だろう。TGRのはじまりともいえる2007年度の参戦時に使用されたアルテッツァからGRスープラまでが一堂に会した。 変わったところでは、豊田章男氏も実際にニュルブルクリンクでドライブした、A80型スープラの「ニュルブルクリンク訓練車両」も展示。 また、目玉となるのが、3種類のGRヤリスだ。1台目は、「GRヤリス(ニュル24h参戦車両)」。こちらは、2024年に登場した進化型GRヤリスに搭載された新開発のスポーツAT「GR-DAT」を搭載している。 2025年、TGRはGRヤリスを用いて6年ぶりにニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦することが発表されたばかりだが、そのマシンを早くも実際に見られるということだ。 サプライズはそれだけにはとどまらず、GRヤリスをベースとして、開発中の2リッター直列4気筒ターボエンジンをミッドに搭載し、2025年度のスーパー耐久に出場が予定されている「GRヤリス Mコンセプト」や、TGRが市販車のGRヤリス向けに開発するエアロパーツをまとった「GRヤリス エアロパッケージ(プロトタイプ)」など、初公開のGRヤリスが計3台揃い踏み。
新規アフターパーツ・サービスにも注目
TGRが送りだすユーザー向けアフターサービス・アフターパーツも多数発表された。 まず、アフターサービスで注目となるのが、「GR86 ソフトウェアアップデート」。既存のGR86ユーザーが最新モデルの走りを体感できるというサービスで、スロットル特性の変更(MTモデル)、ダウンシフト操作時における許容領域の拡大(ATモデル)によって、アクセルレスポンス向上や素早いシフトダウンが可能となり、愛車がさらに進化するというものだ。 また、進化型GRヤリスのオーナーにとって見逃せないのが、アンチラグ制御の追加やスピードリミッター上限速度の引き上げといった機能解放が可能な「サーキットモード」のアップグレードだ。使用できる対象サーキット・施設が50箇所から76箇所へと一気に増やされている。 アフターパーツにおいては、GRパーツの新アイテムが発表される。今回発表となるのはGR86・GRヤリス向けのパーツで、AT用機械式LSDやローファイナルギアなど、競技ユーザーに向けたものがメインとなっている。 生産終了モデルの廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みである「GRヘリテージパーツ」では、2025年度に70・80型スープラ、AE86、40系ランドクルーザーなど7車種25品目の発売を予定しており、その一部を会場にて公開。 「ランクルBASE」「モリゾウガレージ」といったコーナーでは、いまやなかなかお目にかかれないヴィンテージモデルを中心に多数のモデルを展示。 イベント企画としては、屋内ステージでTGRドライバー・エンジニア陣によるトークセッションが行われるほか、屋外会場ではデモランを実施。「GRカローラ Rallyコンセプト」、「GRヤリス Rally2」「セリカGT-FOUR(ST185)」といった豪華マシンの迫力あるデモランが予定されており、こちらも見逃せない。 歴戦のレーシングマシンや、本邦初公開の車両をはじめとして、クルマ好きなら見どころだらけのTGRブース。ぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。なお、さらなる詳細はTGRの特設サイトから確認することができる。
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