丸岡歴民資料館、8月31日閉館 福井県坂井市、史料の今後公開は未定
福井県坂井市の丸岡城天守のふもとにある市丸岡歴史民俗資料館が8月31日、閉館する。東側に建設中の丸岡観光情報センター(来春オープン)屋外エリアとして水盤が整備される予定で、建物は秋ごろに取り壊される。 市教委文化課によると、常設展示されていた丸岡城主の馬具や甲冑(かっちゅう)など史料は別の市施設で保管し、今後の公開は未定としている。 資料館は1978年に丸岡城築城400年を記念して旧丸岡町が整備した。 常設展示室2部屋には、歴代城主の本多氏、有馬氏ゆかりの武具や出陣旗などが展示されている。「舟寄踊」や「日向神楽」など丸岡の文化を紹介するパネルもある。 非公開の収蔵庫には、旧丸岡町の住民らから預かったびょうぶや古文書、鬼瓦などが保管されている。 31日まで無休で午前8時半~午後5時に開館。大人450円、小中学生150円(丸岡城、一筆啓上日本一短い手紙の館と共通入場券)。問い合わせは丸岡文化財団=電話0776(66)0303。