横揺れを忠実に再現「地震動シミュレーター」 初の市民向け体験イベント 大分
大分放送
科学的なデータをもとに巨大地震の横揺れを忠実に再現する「地震動シミュレーター」の体験イベントが19日から大分市で始まりました。 【写真を見る】横揺れを忠実に再現「地震動シミュレーター」 初の市民向け体験イベント 大分 大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは西日本では初めて去年3月、地震の横揺れを再現するシミュレーターを導入しました。大分市のJ:COMホルトホール大分で19日、導入後初めてとなる市民向けの体験イベントが開かれました。 (体験した人)「すごい揺れでした」「車に乗っていたら頭をぶつけそう」「家にあるものも固定できるものは固定して、地震対策に備えていきたい」 このシミュレーターは実際に観測された地震動や想定データを忠実に再現していて、同じ地震や震度でも震源やエリアによって揺れ方が大きく異なります。こちらは南海トラフ地震が発生した場合の高知市役所の震度7と、大分市役所の震度6強を再現した横揺れです。 大分市役所のほうが震度は小さいものの、軟弱地盤の影響で大きな揺れが長く続く結果が出ています。 (吉田キャスター)「だんだん強くなるのが特徴みたいですね。大分のほうが時間が長かった揺れの種類が違うので、それぞれ恐怖心があります。実際に大分で揺れがあったときにどうしなければいけないのかという対策をとるにはもってこいですね」 (大分大学CERD・板井幸則客員教授)「一人でも多くの方にこういう機会はめったにないので、自分の家族を守るため自分自身を守るため、地震はこんなに怖いんだと体験してもらって備えにつながってもらえれば」 この体験イベントは8月22日まで、大分市のホルトホール大分で開催されています。
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