札幌ドーム“新モード”初の音楽フェスに2万人「アーティストに近い」「会場の熱が伝わる」コンパクトな会場ならではの臨場感楽しむ 今後の活用に期待
UHB 北海道文化放送
札幌ドームの新たな収入源になるのでしょうか。 場内を大きな暗幕で仕切る「新モード」初の音楽フェスが開かれました。 来場者やアーティストの気になる評価は? 「札幌ドームの皆さん、声出して、1つになりましょう!」 3月30日、札幌ドームで行われた音楽フェス「SAPPORO MUSIC EXPERIENCE 2024」。 Hey! Say! JUMPのほか、韓国のD-LITE、札幌出身のTRIPLANEなどアーティスト8組が出演、ほぼ満席となった約2万人(主催者発表)を魅了しました。
この音楽フェスでは札幌ドーム初の試みが導入されていました。 「巨大な暗幕がかかり、アリーナがコンパクトに作られています。ステージと客席の距離も近いですね」(八木隆太郎フィールドキャスター) 札幌ドームは2023年、会場内を大きな暗幕で仕切り、通常の半分ほどの2万人規模でイベントが開ける「新モード」を約10億円をかけて導入。 新たな活用策を探るため、5万人規模の「フルモード」を小さく仕切りました。
新モード誕生の背景には、岐路に立つ札幌ドームの現状があります。 ファイターズの本拠地移転などの影響で2023年度の赤字が約3億円になる見通しで、新たな収入源の確保に迫られていました。 「新モード初の札幌ドームでのイベントが終わりました。来場者は、どう受け止めたのでしょうか」(関根弘貴記者) 「(D-LITEを)見られて最高!おいしいお酒が飲めそう!。(会場内の)ビジョンが大きくて毛穴まで見えそうだった」 「(これまでは)アーティストが全方向を見なければならなかったが、(新モードは)180度方向だけで良いので楽だし(客も)見やすい」 「"嵐"(の札幌ドームライブ)に行ったことがあるので、客が少なく感じた。ちょっと寂しい感じがあった」(いずれも来場者)
20人中19人は「アーティストに近い」「会場の熱が伝わる」などとして「期待できる」と回答。 残る1人も客の少なさに寂しさを感じつつも、コンパクトな会場ならではの臨場感を楽しんでいました。 「新モード」はアーティスト側にも高評価。 みんテレの取材に「ほかのドームと比べて客席がとても近く感じ、楽しかった」「2万人規模ならアーティスト側も使いやすいと思う」と答えました。 好スタートを切った札幌ドームの「新モード」。今後の活用にも期待が高まります。
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