買い取るべき! レンタル移籍で輝いたJリーガー(5)まさに救世主! 新天地で取り戻した輝き
明治安田生命Jリーグの多くのクラブがオフシーズンに入った。期限付き移籍で今季活躍した選手の去就は、多くの人々が関心を寄せるトピックになっている。ここでは、期限付き移籍先に「買い取るべき」と推薦したくなるような活躍を見せたJリーガーをピックアップして紹介する。
DF:犬飼智也(いぬかい・ともや) 保有元→所属先:浦和レッズ→柏レイソル 生年月日:1993年5月12日(30歳) 2023リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト 浦和レッズで苦しい日々を送っていた犬飼智也は、降格の危機に瀕していた柏レイソルの救世主となった。新天地で先発した11試合でチームが負けたのはわずか1度。最終節を残して数字上は残留が確定していないが、このまま残留が決まれば犬飼が残留の立役者となるだろう。 浦和では出場機会を得られない時間が続いていた。昨季はリーグ戦の出場はわずか6試合。マリウス・ホイブラーテンが加入した今季は第2節まではベンチ入りしたものの出場機会がなく、第3節以降はベンチにすら入れていない。30歳という節目のシーズンで、犬飼は名誉挽回の兆しを見つけている。 J1リーグで150試合以上に出場してきた実績に間違いはなく、崩壊しかけていた柏の守備陣は犬飼の加入をきっかけに整備された。チームは直近3試合続けて試合終盤に失点して勝利を逃しているが、上位陣相手にも僅差のゲームに持ち込むことができたのは、犬飼を中心とする守備陣の奮闘による部分が大きい。
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