<春に輝け>’20センバツ 花咲徳栄 選手紹介/3 飛川征陽右翼手/生方朔矢投手 /埼玉
◇努力実り、初の公式戦 飛川征陽(とびかわ・せいよう)右翼手(1年) 2019年秋の大会ではベンチ入りを果たせなかった。正月の帰省前、岩井隆監督から「この1週間で努力するんだぞ」と言われ、実家周辺を走り込んだ。冬練習後は「打球が思うように伸びてくれるようになった」。夢の甲子園が、高校で背番号をつけて初めての公式戦となる。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 対戦したい相手は、昨秋の関東大会で惜敗した山梨学院。「スタンドから見てても悔しかった。リベンジしたい。得意のバッティングでチームに貢献したい」 ◇ 身長178センチ、体重81キロ。左投げ左打ち。睦合中(神奈川)出身。 ◇鋭いスライダーが武器 生方朔矢(うぶかた・さくや)投手(2年) 右サイドから繰り出す鋭いスライダーが武器だ。入部当初はオーバースローだったが、これまで計6回フォームを改革し、試行錯誤を重ねて1月に今の投げ方になった。「サイドにしてからスライダーが生きている。フォームもスライダーも、ものにできてきた」と自信を見せる。 センバツは投手の球数制限があり「2、3番手が鍵。自分は上から投げる投手の後に生きてくる」と役割を自覚。「お世話になった人たちに恩返ししたい」と意気込む。 ◇ 身長180センチ、体重78キロ。右投げ右打ち。小鮎中(神奈川)出身。=つづく