私立恵比寿中学、10人体制初の「ちゅうおん2024」で魅せた迫力あるパフォーマンス
私立恵比寿中学による秋の野外コンサート「私立恵比寿中学 仲秋音楽祭 題して「ちゅうおん」2024」が、10月5日(土)に埼玉県・秩父ミューズパーク 野外ステージで開催された。ちゅうおんは2017年秋からスタートしたライブイベント。ペンライトの使用やコールは禁止、全席着席指定、生バンドによる演奏と、普段のライブとは趣の異なるスタイルでのパフォーマンスは好評を集め、今回も恒例となった秩父ミューズパークを舞台に行われた。オフィシャルレポートを掲載する。 【写真】私立恵比寿中学、ライブの様子(全5枚) ステージに登場したのは、ピンクのフリルで華やかに彩られた10人のメンバーたち。それぞれが異なるデザインの衣装を身にまとい、統一感の中にも個々の個性が輝くビジュアルに、観客の視線が一瞬で釘付けに。 ライブは藤井風の「きらり」でスタート。続いて「愛のレンタル」を歌い終えると、星名美怜が『とうとうこの季節がやってきました! 私たち、私立恵比寿中学です!』と元気に挨拶し、そのままメンバーの自己紹介へ。安本彩花が『今年のちゅうおんも、私たちと客席のみなさん、みんなで音楽を楽しんでいきましょう。』と語ると、「SHAKE! SHAKE!」、「U.B.U.」、「紅の詩」を続けて披露した。 その後、星名美怜が『それではここで意外なカバー曲をお楽しみください。』と紹介し、SMAPの「KANSHAして」を披露。続けて「踊るロクデナシ」と「キャンディロッガー」を生バンドならではの迫力ある演奏で届けると、「お願いジーザス」で会場はしっとりとした空気に包まれた。 今年のソロコーナーもメドレー形式で、次々とメンバーにバトンが渡されていく。トップバッターの小林歌穂は、松任谷由実のカバー曲「真夏の夜の夢」を妖艶な歌声で圧巻のパフォーマンスを披露。続く小久保柚乃は、深田恭子の「スイミング」を愛らしい歌声で観客を魅了した。さらに、中山莉子がユニコーンの「すばらしい日々」をパワフルに歌い上げると、桜井えまはVaundyの「東京フラッシュ」を情熱的に熱唱。星名美怜は、宇多田ヒカルの「君に夢中」でしっとりとした美しい歌声を響かせた。 メドレーの流れを繋ぐのは桜木心菜。彼女はエレファントカシマシの「悲しみの果て」を力強く歌い上げ、観客の心を鷲掴みにした。風見和香がZARDの「心を開いて」をさわやかに歌い、続く仲村悠菜はYUIの「SUMMER SONG」を明るく軽快に披露。真山りかはyonigeの「アボカド」でメドレーにさらなる彩りを加えた。 そして、メドレーのトリを飾るのは安本彩花。Folderの「パラシューター」をエネルギッシュに披露し、最後のサビでは全メンバーがステージに登場、コーラスで参加。個性が溢れ出すソロコーナーは、華やかにフィナーレを迎え、大きな盛り上がりを見せた。 ライブも後半戦に入り、「さよならばいばいまたあした」を笑顔で歌い上げると、幻想的なステージライトが空間を演出。続いて「CRYSTAL DROP」、「宇宙は砂時計」を披露した。雰囲気は一転し、「トキメキ的週末論」や「ポップコーントーン」を熱唱。最後にはフジファブリックの「若者のすべて」を披露し、星名美怜は『この10人とえびちゅうファミリーの皆さんとまた素敵な時間を共有できて本当にうれしかったです。』と感謝の言葉を述べて締めくくった。 昼公演では、今夏に開催された「えびちゅう 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2024」のライブ映像が2024年12月18日に発売されることがメンバーから発表された。来年2025年3月20日のさいたまスーパーアリーナでのライブに向けて、勢いを増す彼女たちの活動に注目してほしい。 「私立恵比寿中学 仲秋音楽祭 題して「ちゅうおん」2024」 10月5日 秩父ミューズパーク野外ステージ 夜の部セットリスト 1. きらり/藤井風 2. 愛のレンタル 3. SHAKE!SHAKE! 4. U.B.U 5. 紅の詩 6. KANSHAして/SMAP 7. 踊るロクデナシ 8. キャンディロッガー 9. お願いジーザス 10. カバーメドレー 10-1. 真夏の夜の夢/松任谷由実 (小林歌穂) 10-2. スイミング/深田恭子 (小久保柚乃) 10-3. すばらしい日々/ユニコーン (中山莉子) 10-4. 東京フラッシュ/Vaundy (桜井えま) 10-5. 君に夢中/宇多田ヒカル (星名美怜) 10-6. 悲しみの果て/エレファントカシマシ (桜木心菜) 10-7. 心を開いて/ZARD (風見和香) 10-8. SUMMERSONG/YUI (中村悠菜) 10-9. アボカド/yonige (真山りか) 10-10. パラシューター/Folder (安本彩花) 11. さよならばいばいまたあした 12. CRYSTAL DROP 13. 宇宙は砂時計 14. トキメキ的週末論 15. ポップコーントーン 16. 若者のすべて/フジファブリック サポートバンドメンバー BandMaster / Keyboards:橋本しん(Sin) Drums:原治武 Bass:島本道太郎 Guitar:伊平友 Percussion:鈴木ヨシロー Saxophone:かわ島崇文 Trumpet:丸木英治 1stViolin:島田光理 2ndViolin:加藤かな子 Viola:筒田咲紀 Cello:大浦萌 Chorus:西山恵美子 Chorus:塩原奈美子 <ライブ情報> 「私立恵比寿中学 クリスマス学芸会2024Twinkle Twinkle ebiiiiiiiiii Star」 2024年12月14日(土)J:COMホール八王子 「私立恵比寿中学秋田分校2024 FINAL ~フィナーレはいつも笑顔で~」 2024年11月16日(土)あきた芸術劇場ミルハス 大ホール 私立恵比寿中学 ROAD TO SAITAMAフリーライブツアー2024-2025 2024年10月14日(月・祝)コクーンシティ コクーン2 コクーンひろば 2025年1月4日(土)神戸ハーバーランド スペースシアター 詳細は後日HPにて発表予定 中山莉子生誕ソロライブ「中山莉子の生誕祭。」 2024年10月29日(火)Zepp Shinjuku(TOKYO) 星名美怜生誕ソロライブ「PINK DOLL HOUSE:7」 2024年10月30日(水)Zepp Shinjuku(TOKYO) 真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ-Level.9-」 2024年12月16日(月)Zepp Shinjuku(TOKYO) 「私立恵比寿中学 15th Anniversary 大学芸会2025~LOVE&BRAVE~」 2025年3月20日(祝・木)さいたまスーパーアリーナ チケット・詳細ページ: 私立恵比寿中学オフィシャルサイト
Rolling Stone Japan 編集部