事業計画などを承認した理事会＝北國新聞交流ホール

　　●県美文協理事会 　一般財団法人石川県美術文化協会は13日、今年度第3回の理事会を金沢市の北國新聞交流ホールで開いた。飛田秀一会長は、29日に開幕する第80回現代美術展（同協会、北國新聞社など主催）について、奥能登在住作家の特設コーナーを計画しているとし、「被災地に明るい光が届くような現美になれば幸いだ」と述べた。 　現代美術展は、未発表作の出品を原則としているが、第80回展では、奥能登在住の協会役員と会員に限り、地震被害で新作の出品が困難な場合、美術館や北國新聞社が所蔵する既発表作品を展示する方向で検討する。 　昨年6会場で展開した巡回展は引き続き加賀、白山、七尾、小松、輪島、能美で予定するが、七尾、輪島両展は会場の被害状況をみて開催を判断する。 　第80回展は県立美術館で洋画、彫刻、工芸、写真、金沢21世紀美術館で日本画、書の一般の入選作と県美文協の役員、会員による委嘱作が並ぶ。県立美術館では、80回展記念として過去10回の美術文化大賞作を一堂に展示する。4月15日まで。 　このほか、8月21～25日に金沢エムザで第44回北國少年少女美術展、12月12～17日に香林坊大和で第64回歳末美術展を開く。12月下旬に金沢市内で第65回美術家まつり、来年3月上旬に北國新聞交流ホールで秀作展を予定している。