ハマス指導者、ガザ停戦交渉継続の意向 息子殺害の攻撃後も
Saleh Salem James Mackenzie [ドーハ/エルサレム 11日 ロイター] - パレスチナのイスラム組織ハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏は11日、自身の息子3人が死亡したイスラエルのガザ攻撃後も、停戦と人質解放のための交渉を模索していると述べた。 ハニヤ氏は拠点とするカタールで、今回の空爆が停戦と人質解放の協議に影響するかとの質問に「パレスチナ人民の利益が全てに優先する」と述べた。 また、合意を求めているが、イスラエル側が交渉を先送りしており、要求への回答を避けていると語った。 同氏の息子3人が死亡した10日の空爆を巡っては、指揮官らの承認なく行われたと、イスラエルメディアが11日に伝えた。ネタニヤフ首相やガラント国防相も事前に知らされていなかったという。 ハマスの報道官は、イスラエルとの合意の鍵について「恒久的な停戦から始まる」とし、交渉プロセスにおける最優先事項はガザにおける避難民の帰還とイスラエル軍の完全撤退だと述べた。