羽咋・唐戸山、伝統の神事相撲 大関に清角、谷口さん
石川県無形民俗文化財「唐戸山神事相撲」(北國新聞社後援)は25日、羽咋市の唐戸山相撲場で行われた。四隅にかがり火がたかれた土俵で「水なし、塩なし、まったなし」の勝負が繰り広げられ、最高位の大関は清角(せいかく)裕之さん(41)=氷見市園=と、谷口秀人さん(59)=七尾市中島町=が習わし通りに分け合った。 【写真】大決勝を制した若林さん 「前弓」「中弓」の取組後、大関をかけた結びの「奥弓」で上山(加賀・越中勢)の清角さん、下山(能登勢)の谷口さんが土俵に上がると熱気は最高潮に達した。両大関は仲間に担がれ羽咋神社に駆け込み、結果を報告した。 相撲甚句が披露され、唐戸山神事太鼓保存会が盛り上げた。協賛相撲では「大決勝」を若林剣さん(金沢学院大3年)が制し、北國新聞社寄贈ののぼりを手にした。姉妹都市・群馬県藤岡市の新井雅博市長、野口靖藤岡市議会議長も見守った。大決勝を除く部門の優勝者、上位進出者は次の皆さん。 ◇協賛相撲▽小決勝 大平真輝(金沢学院大附属中3年)▽中決勝 川尻亜門(金市工高3年) ◇神事相撲▽前弓関 山崎雅(氷見)▽中弓関 石坂健(七尾)