ジョブズ、ゲイツなどの著名CEOが実践していた効率的な会議の運営方法(海外)
主要スタッフ以外は部屋に入れないようにしたスティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)は会議の規模を小さく抑えることに細心の注意を払っていたとクリエイティブ・ディレクターとしてジョブズの側で仕事をしていたケン・セガール(Ken Segall)は言う。 2011年にジョブズが亡くなった後、セガールはアップルの企業カルチャーについての本『Insanely Simple』を書いた。その中で、毎週の定例会議に見知らぬ人が参加した時のジョブズの様子を記している。 「彼は冷ややかに立ち止まった。彼の目は、部屋の中の違和感に釘付けになり、ローリーを指差して『君は誰だ?』と言った」 彼女が自分のことと、関連するマーケティング・プロジェクトに携わっていることを説明すると、ジョブズは「この会議に君は必要ない。ありがとう」と言った。
エリック・シュミットは会議にヒエラルキーを設けた
グーグル(Google)の前CEOであるエリック・シュミット(Eric Schmidt)は、会議には意思決定をするリーダーが必要だと述べている。 元製品担当バイスプレジデントのジョナサン・ローゼンバーグ(Jonathan Rosenberg)とともに2014年に執筆した著書『How Google Works(邦題:私たちの働き方とマネジメント)』の中でシュミットは、会議ごとに最終決定権を持つ「意思決定者」が必要だと述べている。 出席者全員が平等な会議を行うと、明確な解決策を見出す代わりに妥協してしまう危険性があるからだ。さらに、その意思決定者が会議の目的と構成を設定し、決定事項を取りまとめ、その後の参加者のタスクを設定するべきだとも述べていた。
Ella Hopkins