九年庵 秋の一般公開は公開範囲を拡大 11月15日から23日まで9日間限定【佐賀県神埼市】
サガテレビ
国の名勝に指定されている神埼市の九年庵。今年の秋の一般公開は今まで以上に景色や歴史を楽しんでもらおうと、公開範囲が拡大されるのを前に、報道陣向けの内覧会が開かれました。 【戸川アナウンサー】 「こちらの九年庵では、徐々に紅葉が色づきはじめ、秋の訪れを感じることができます」 神埼市の九年庵は佐賀の実業家伊丹文右衛門と、その息子弥太郎の別邸・庭園です。 明治時代に9年の歳月をかけ築かれていて、建物の歴史的価値と周りの自然が維持されていることから国の名勝に指定されています。 庭園には約150本のモミジや、40種類ほどのコケが一面に広がっていて風情を感じることができます。 また今年は、より多くの人に景色や歴史を楽しんでもらおうと、新たに山林部平場も公開範囲に加わりました。 山林部平場の面積は約1000平方メートルでこれまでより3倍ほど広がり、見どころが解説されたパネルも設置されています。 【県文化財保護・活用室主事 安部萌花さん】 「燃えるようなモミジの紅葉と足元の緑色のコケ、そして温かみのあるかやぶき屋根とのコントラストを日頃の喧騒から離れてゆったりとした時間を楽しんでもらえたら」 現在は3分から4分ほど色づいていますが、週末には見ごろになるということです。九年庵の秋の一般公開は、11月15日から23日まで9日間限定で行われます。
サガテレビ