米東・選手紹介 第2部/8 遠藤想大外野手/戸野皓介内野手 /鳥取
<第91回選抜高校野球大会 センバツ> ◇戦術理解度評価高く 遠藤想大(そうだい)外野手(1年) 文武両道を地でいく。県内有数の進学校の米子東で定期テストは常に平均点以上、得意科目では90点台を取ることも。野球でも田中雄大コーチから「ボールカウントに応じた守備位置の調整など、プレーに対する戦術理解度が高い」との評価も受けている。 人気野球漫画が原作のアニメ「MAJOR(メジャー)」の影響を受け、小1から野球を始めた。目下の課題は長打力だ。上半身の筋肉を増強するためにベンチプレスなど筋トレをこなし、センバツまでには体重を3キロ以上増加させたい。 試合前日にはビジネスマンが書いた、啓発本を読んで気持ちを高めるのがルーティンだ。 学業面では、どんなに眠くても集中して授業を聴くのが高得点の秘訣(ひけつ)だとか。将来は整形外科医のような医療系の仕事に就くのが夢だ。【園部仁史】 ◇スイング130キロ台目標 戸野皓介(こうすけ)内野手(1年) 小5のとき(2013年)に野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をテレビで見た。日本代表のトップバッターとして躍動した鳥谷敬選手(阪神)らの活躍に憧れ野球を始めた。 チーム不動の4番、福島悠高選手(2年)と同じ一塁手。代打起用が多いが「スタメンを奪う」と先輩にも臆さず、闘志を燃やしている。 強みは肩回りが生まれつき柔らかいこと。フルスイングが代名詞の吉田正尚選手(オリックス)を参考にする。現在は高校生の平均が時速120キロ前後とされるスイングスピード向上に努め「センバツまでに10キロ上げて130キロ台にする」と目標を掲げる。 ギョーザとゆで卵が好物で、特にギョーザは何十個でも食べられるという。【園部仁史】=次回は19日掲載