北部豪雨で被害の養殖サンゴを緊急保護 沖縄美ら島財団
沖縄テレビ
沖縄美ら島財団が7日、先月の北部豪雨で海に流出した赤土などで被害を受けた養殖サンゴの保護を実施しました。 本島北部を見舞った記録的な大雨で国頭漁業協同組合が養殖していたサンゴには最大40センチほどの赤土や土砂が堆積しました。 サンゴは海水が濁った状態が長期間続くと体内の褐虫藻の光合成ができず死滅する恐れがあることから、漁協からの要請を受けた沖縄美ら島財団の職員などが7日、ミドリイシ類のサンゴ5種10群体を保護し、美ら海水族館の予備水槽に移しました。 財団では、これまでも沖縄の希少生物の保護活動を行ってきましたが自然災害に起因する緊急保護は初めてだということです。 ▽沖縄美ら島財団水族館管理センター統括 佐藤圭一さん: 「(養殖)施設の環境が改善するまでより良い水族館の環境で育てていければ良いなと思います」 沖縄美ら島財団では、養殖場の水質環境が改善されたのを確認後サンゴを養殖場所に戻す予定です。
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