秦野の林道を利用した自転車イベントをNPO団体が森林組合と協力して開催
鶴嘴の自転車イベントが示す未来像
鶴嘴では、今後こうした試験的なイベントを皮切りに秦野市森林組合と協力しながら、林道を生かしたオープンな自転車イベントを予定している。 ただ、林道を一般に開放してしまうと、自然破壊や登山者・地権者とのトラブルにつながる可能性もあり、解放していくには課題が残るという。ただ、こうした参加者が林道の仕組みを理解し、その理解を広めていくことで林道だけではなく地域コミュニティーの新たな活性化をもたらすことも期待される面もある。鶴嘴ではこれらの自転車イベントを通じて、地域の自然保護活動をさらに推進し、より多くの人々に丹沢の自然の魅力を伝え、持続可能なアウトドアレクリエーションの文化を築くことを目指している。 今回、取材のためにイベントに参加し、ライドを体験してきたが、まずは一歩ずつ地域住民と参加者がお互いの状況を知りながら、長期的な関係構築をしていくことの大切さを感じた。さらに丹沢エリアは自転車利用者は地元住民はもちろん、ハイカーやトレランを楽しむ利用者とも共存していかないといけない。こうした鶴嘴の活動はトレイルを楽しみたい自転車利用者だけでなく、地域社会全体にとっても、持続可能な未来への重要な一歩となると感じた。 問い合わせ:鶴嘴 -Tsuruhashi-(NPO法人 丹沢を愛する会) Instagram。
Bicycle Club編集部