“全員で勝つ!”を見事実現しJ1昇格!プレーオフ決勝制したファジアーノ岡山の忘れられない「12.7」
岡山市北区のシティライトスタジアムで行われた明治安田J2リーグ、J1昇格プレーオフ決勝、歴史が変わった1日を振り返ります。 12月7日、歴史的な瞬間を一目見ようとスタジアムには1万4673人が訪れました。 (サポーターは…) 「全員で勝つ」 「この16年、いろんな方が関わってくれた、この全員で勝つということです」 「岡山!晴れの国で!岡山!勝利目指し!」 「どんな時にも俺たちがそばにいる~!」 (岸下恵介アナウンサー) 「熱狂的なサポーターが最高の雰囲気を作り出しています。今、選手たちのバスがスタジアムに到着しました」 ■円陣 「我々の後ろには本当にたくさんの仲間がいる。全員で!全部の力、出し切っていこう!必ず勝とう!」 「このホームでJ1決めるぞ」 J1昇格を懸けたプレーオフ決勝、5位のファジアーノは、6位・仙台との対戦です。2016年と2022年はプレーオフで敗れ涙をのんだチームが、3度目の挑戦!歴史の扉をこじ開ける時がやってきました。 前半20分、ファジアーノは木村太哉(26)のパスから最後は末吉塁(28)!弧を描いたボールがゴールに吸い込まれます。 ■木山隆之監督(52)がガッツポーズ ■サポーター歓喜の様子 (ファジアーノ岡山 17 MF 末吉塁選手) 「蹴った瞬間、何かあっ、入りそうというのはあって、何かこう時間が止まった感じが、ゆっくり流れたような感覚になった」 値千金の末吉のゴールで先制します。 エンドが変わって後半8分、相手のチャンスでは、頼れる守護神、ゴールキーパーのスベンドブローダーセン(27)がファインセーブ。 ファジアーノは後半15分、大型フォワード、ルカオ(29)を投入すると。その1分後、試合が動きます。ルカオのパスから準決勝で先制ゴールを挙げた本山遥(25)のゴールで追加点。 (ファジアーノ岡山 15 MF 本山遥選手) 「ルカオがすごい突破をしてくれて(シュートが)良い形で相手に当たって良いコースに飛んで、何というか気持ちが乗ったゴールだったかなと」 そして・・・。 ■試合終了のホイッスル ファジアーノが、2対0で仙台を下し、クラブ史上初のJ1昇格を決めました。Jリーグ参入16年目で、悲願達成です。 (ファジアーノ岡山 7 MF 竹内涼主将(33)) 「ここまでクラブを作り上げてきてきた人たち、またずっとサポートしてくれている、応援してくれている人たち、本当にそういう人たちのためにも(J1に)上がりたかったですし、実際、こうやって昇格することができて感謝しかないです」 (ファジアーノ岡山 木山隆之監督) 「ものすごいプレッシャーだったと思うので、それをはねのけた彼らの強さ、チームの成熟、素晴らしかったと思いますし、我々に関わってくれている人たちを、まずJ1の舞台に初めて連れて・・まあ、そんな横柄な言い方できない、一緒に行くことができて、少しホッとしています」 ■サポーター大喜び (サポーターは…) 「応援していて良かった、ありがとう」 「J1!ようやく行けます」 「J1昇格おめでとう!」 2024年12月7日、全員で初のJ1昇格をつかんだ忘れられない1日となりました。
岡山放送