ルフィの憧れだが不可解な行動が気になる男も

ただのお調子者で終わらないバギー「フィギュアーツZERO ONE PIECE ［EXTRA BATTLE］道化のバギー -頂上決戦」（BANDAI SPIRITS）

　意外な人物として、ルフィの命の恩人で彼が海賊になるきっかけを作った赤髪海賊団の船長「シャンクス」の名前もあがっています。海賊として名をあげていくルフィを遠くから見守ってきたシャンクスですが、最終章に近づくにつれて不可解な行動が目立つようになり「意外と腹黒い」と言われるようになりました。 　例えば、コミックス第90巻では、フードを被ったシャンクスが五老星と密会しており、「海賊」と「世界政府」の関係性にありながら、その最高位である五老星に謁見できる立場であることが判明します。そしてその席上で「ある海賊について話が…」と話していることから、世界政府のスパイと疑われてもおかしくはないでしょう。 　また、四皇に君臨していた「ビッグ・マム」と「カイドウ」が倒されたあとのコミックス第104巻では、船員の「ベックマン」に対し「そろそろ奪りにいこうか　『ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）』」と口にしていました。このことから海賊王を目指すルフィとは、「ひとつなぎの大秘宝」をめぐりシャンクスと戦うことになるだろうと予想されます。ルフィ自身も70巻で「『四皇』はおれが全部倒すつもりだから!!!」といっているように、シャンクスと戦うことも覚悟していることでしょう。 　人気キャラのシャンクスへは「シャンクス相手なら感動的な決着になりそう」「シャンクスが悪役にならず海賊の高みを目指すための戦いであってほしい」などの声があがっています。 　そしてダークホースとして、現在は同じ四皇にまで上り詰めた「バギー」もラスボス候補にあがっています。バギーは強キャラというイメージこそないものの、部下を従えるカリスマ性や周囲に勘違いされた結果、四皇になってしまう強運の持ち主です。そんな彼は、ミホークとクロコダイルとともに設立した会社「クロスギルド」のいざこざから彼らに拷問を受けるなかで、「海賊王になりたい」と叫んでいます。 　またバギーは、ファンの間で「『バラバラの実』が覚醒したら最強になるのでは」ともいわれており、ネット上では「すべての物体をバラバラにできるのでは」「分子レベルまでバラバラにできたらチートだよね」という意見が見られます。持ち前の強運とともに覚醒した能力を武器に、バギーが「ひとつなぎの大秘宝」を前にルフィの敵として立ちはだかることもあるかもしれません。 『ONE PIECE』が最終章に突入してから、およそ一年が経とうとしています。どのキャラがラスボスになるか定かではありませんが、今回の4人でなくとも「ラスボス登場」は大きく盛り上がることでしょう。まだ数年は予想を楽しめそうな「最後の敵」を予想してみるのも良いかもしれません。