突然の津波警報に避難する人には混乱も 空港も混雑し1万6000人以上に影響 台湾付近震源の地震
津波警報は県内全域に発表された突然の津波警報。各地で非難する人々には混乱も見られました。 【写真を見る】突然の津波警報に避難する人には混乱も 空港も混雑し1万6000人以上に影響 台湾付近震源の地震 午前9時1分に発表された津波警報。石垣島では― 男性 「今まで感じたことのない恐怖感ですよね」 男性 「車に乗ってたからあまり気付かなかったけど、携帯に津波警報が出たからあわててここまで車で飛んできたさ」 高台に向かう車の長い列ができました。 観光客の男性 「とにかくナビ見ながら高いところをと思って…土地勘まったくないんで」 観光客 「びっくりしました。船の上だったんで、余計に怖かったです」 片野キャスター 「那覇市の津波避難ビルです。警報が発表されてから多くの方がこちらに避難しています」 本島でも、避難指示が解除されるまでのおよそ3時間、各地で多くの人が、ビルや高台に避難し情報を待ち続けました。 女性(名護市) 「孫と一緒にここまで車で来ました。まだちむどんどん(心臓がドキドキ)してます」 宜野湾市の高台でも― 平良記者 「(公園の)中に入ろうと待つ車が列をなしています」 宜野湾市の道路では、高台への避難を進めるため、一時すべての車線を高台の方向へと促すなど対応がとられました。 避難指示解除後も、行き場のない観光客らが避難を続けました。 観光客(那覇市) 「きょう帰る予定だったんですけど、少しまだ分からないので、飛行機とか少し調べつつもう少し(避難所に)いようかなと思います」 避難する人(名護市) 「本土の方の地震とか津波とか大変な被害をみていたので、避難は早くやらないといけないなと思ったんですけど」 「もう道が渋滞で動かなくなっていたので、そこが少し、不安でした」 交通インフラにも大きな影響が出ました。 仲田キャスター 「那覇空港です。津波警報が発表されていた影響で、空港内多くの人で溢れかえっています」 警報の発表に伴い飛行機の離着陸がストップした那覇空港。 便の欠航や遅延が相次ぎ、振替手続きをしようとする観光客らが長蛇の列をつくるなど混乱する様子がみられました。 愛知県からの観光客 「もうかれこれ2時間は待ってるんじゃない」 (Qこどもたちは怖くなかったですか?) 「ちょっとびっくりした」 外国人旅行客 「私たちの飛行機は津波警報の影響で欠航になりました。私たちはとりあえず待っている」 「何か情報はないか聞いて回っています。ただ待つことしかできない」
那覇や石垣島、宮古島を発着する空の便(国内線)は欠航や目的地を変更した便が午後4時時点で90便にのぼり、少なくとも1万6000人に影響が出ました。 平良記者 「那覇市の泊港のターミナルビルです。一部の船は、出発後引き返していて、多くの利用客で混乱しています」 海の便では那覇と周辺離島を結ぶ便が津波警報・注意報の解除まで欠航となり、フェリーターミナルでは返金手続きの窓口に利用客がつめかけました。
琉球放送