新北メトロ環状線、地震で高架橋にずれ 列車も脱線 2人けが/台湾
(新北中央社)北部・新北市でメトロ(MRT)建設を担う新北市政府捷運工程局は、3日午前に起きた東部海域を震源とする地震により、同市内を走る環状線の中原―板新間で線路と高架橋がずれたと発表した。また同線を運営する新北メトロは、景安駅で列車が脱線し、2人がけがをして病院で治療を受けたと明らかにした。 同線は全線で運転を見合わせていたが、夕方になり板橋―新北産業園区間で運転を再開した。工程局の李政安局長は、全線での復旧には時間がかかるとの見通しを示した。 新北メトロの呉国済総経理(社長)は地震発生時について、列車は自動的に停止したと説明。線路点検の結果、高架橋がずれ、線路も変形していることが分かったとした。 同線では今後、景安―大坪林間でも折り返し運転をする方針。同線に並行するバス路線では臨時便が運行されている。 (高華謙/編集:齊藤啓介)