『デューン 砂の惑星PART2』ティモシー・シャラメ主演、いよいよ復讐の時
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1169回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真全13枚】『デューン 砂の惑星PART2』/『四月になれば彼女は』 今回は、2024年春休み映画のなかから『デューン 砂の惑星PART2』と『四月になれば彼女は』をご紹介します。
映画館で観たい!:『デューン 砂の惑星PART2』 ~王道SF超大作、待望の続編
2021年に日本で公開され、「第94回アカデミー賞」で6部門に輝いた『DUNE デューン 砂の惑星』の続編。惑星デューンを舞台に繰り広げられる壮大な宇宙戦争を描いた、SFアドベンチャー超大作です。 敵の陰謀により滅んでしまったアトレイデス家。その後継者にして唯一の生き残りとなった、ポール・アトレイデス。“選ばれし者”の業を背負い、彼は宿敵・ハルコンネン家への復讐のために反撃を開始。全宇宙を巻き込む最終決戦に挑む……。 映像・音響の素晴らしさもさることながら、人間ドラマとしても秀逸な一作。特に、ティモシー・シャラメ演じる主人公・ポールが、繊細な美少年からカリスマ性を備えた後継者へと変化していく姿には、ファンならずとも惚れ惚れとしてしまうこと間違いなし。 筆舌に尽くしがたいスケールを、映画館で存分に堪能して。
映画館で観たい!:『四月になれば彼女は』 ~なぜ人は、人を愛するのだろうか……
映画プロデューサー・小説家など、幅広く活動する川村元気の同名小説を映画化した『四月になれば彼女は』。 10年ぶりに手紙を送ってきた初恋の相手と、失踪した婚約者。真実の愛を探し求める男女の姿を描いた、珠玉のラブストーリーです。
『四月になれば彼女は』のあらすじ
婚約者である坂本弥生との結婚準備を進めている、精神科医の藤代俊。4月、彼のもとに手紙が届く。送り主は、かつての恋人・伊予田春。“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶が綴られていた。 時を同じくして、弥生が忽然と姿を消してしまう。「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」という、“謎かけ”だけを残して……。