天本ハルカ、パッティング改善で2位発進 女子ゴルフのアース・モンダミン・カップ
女子ゴルフのアース・モンダミン・カップ第1日は20日、千葉県カメリアヒルズCC(6688ヤード、パー72)で行われ、首位と1打差の2位に天本ハルカがつけた。 【写真】1打差で首位発進した高橋彩華 まさに〝パット・イズ・マネー〟である。天本は1番(パー5)で0パットのチップインバーディー。「気分いいスタート。とにかくパットが良かったですね」。4番は4メートル、16番は3・5メートル、最終18番は4メートルを沈めるなどボギーなし、6バーディーの66。パット数は1パットが9度、3パットなしの25。初日、6アンダーで首位に1打差の2位発進である。 前週、悪夢があった。ニチレイ・レディース初日、77と散々なスコアだった。原因は3パット5回を含む1ラウンド38パット。「1メートルくらいも入らなかった」。予選落ちとなり、今週、パッティング・コーチに相談した。アドレスする際、「肩と打ち出すラインが狂っていたんです。だからクロスしないようにストレートに立った」。本番でも意識し続け、パット数は前週初日を13打も縮めた。 渋野日向子らと同じ1998年度生まれの〝黄金世代〟は、4月のパナソニックオープンでツアー初優勝。その後は予選を通過しても下位に低迷した。「ちょっと張り切り過ぎてコケていた。だから今週は以前の私のように静かに地味にやろうって。それもよかったのかも」。2勝目へ、天本が笑った。(清水満)