「本屋大賞」受賞作発表 宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」が大賞
全国の書店員が最も売りたい本に贈る「本屋大賞」の受賞作が10日に発表され、宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)が大賞に選ばれた。 宮島さんは23年に今作でデビュー。いきなり販売部数40万部を突破するベストセラーとなった。滋賀県大津市を舞台に、我が道を行く主人公・成瀬あかりの中学2年生の夏から高校3年生の夏までの間の出来事を描く。1月には続編「成瀬は信じた道をいく」を刊行し、発売前に重版が決まるなど話題を集めた。 翻訳小説部門は「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」(ファン・ボルム著、牧野美加訳、集英社)、発掘部門は「プラスティック」(井上夢人著、講談社文庫)が選ばれた。
報知新聞社