家族で楽しみながら災害への備えを、神戸で参加無料の「減災サマーフェス」
「減災」をテーマにしたイベント『HAT減災サマー・フェス』が、8月24日に「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」(神戸市中央区)で開催される。 【写真】イベントの詳細 「減災」とは、災害が発生を想定し、被害を最小限に抑えることを目的に事前に対策をおこなうこと。南海トラフ地震の臨時情報が発令され(8月21日現在呼びかけは終了)、災害への備えに注目が集まる今、夏休みの最後に家族で災害を学び、一緒に日頃の備えを考えてみる絶好の機会ではないだろうか。 「人と防災未来センター」は、阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすこと、防災・減災の世界的拠点となることを目指して2002年に設立された災害ミュージアム。 本イベントは、その施設内や屋外のひろばなどを利用して開催される。毎年10月におこなわれる『HAT神戸防災訓練』のプレイベントとして地域の交流を深めるため、また施設の存在を広く知ってもらうために、8年前から実施している恒例イベントだ。 「フェス」の名のつく通り、子どもから大人まで幅広い層が楽しめる催しとなっており、防災をテーマにしたミニゲームやワークショップ、六甲山の災害の展示のほか、屋外では地域の住民団体や企業、大学等による参加体験ブースが並ぶ「減災縁日」やキッチンカーの出店でグルメも楽しめる。 夕方からは地域にゆかりの音楽ユニット・Bloom Worksによるミニライブをはじめとする、音楽やトークショーの開催や、景品の当たるくじ引きなども。 担当者は「これを機会に『人と防災未来センター』の存在を知ってもらい、『減災』を考えるきっかけに足を運んでもらえたら」と話す。 イベント開催時間は昼2時~夜7時30分で、入退場自由。各種ワークショップ等は当日先着順の受付で、各催しの詳細や開催時間などは公式サイトで確認できる。「人と防災未来センター」内の展示見学は、入館料大人600円(西館・東館セット)、高校生以下は無料。