ドローンで山小屋に荷物お届け、新潟県妙高市の火打山 2025年度実用化へ
新潟県妙高市とKDDIスマートドローン(東京)などは、火打山(2462メートル)の中腹に建つ高谷池ヒュッテにドローンで物資を運ぶ実証実験を行った。人力だと往復5時間かかるところを15分で完了し、省力化やコストの削減の実現性が確認できた。2025年度の実用化を目指している。 【動画】実用化へ実証実験 22年7月に市がKDDIスマートドローンと締結した連携協定の一環。市は山小屋への物資輸送など観光分野での利用のほか、農薬散布や鳥獣害対策でのドローン活用に力を入れている。 実証実験は10月18日に行った。最大30キロの荷物を長距離輸送できる大型のドローンが笹ケ峰キャンプ場の駐車場を飛び立ち、標高2100メートル地点にある高谷池ヒュッテまでの往復約9・6キロを飛行。燃料を入れた容器を緩衝材で包んだ箱26キロを届けた。