「戦争の悲惨さと、平和のありがたさ語り継ぐ」戦後79年の戦没者追悼式、遺族が誓う
「南丹市戦没者追悼式」が京都府南丹市日吉生涯学習センター(日吉町)であった。戦争で亡くなった市ゆかりの1886人をしのび、世界各地で戦乱が続く中、不戦の誓いを新たにした。 21日にあり、遺族ら88人が参加した。黙とうの後、遺族代表で八木町遺族会会長の國府静雄さん(84)が追悼文を読み上げた。長男だった兄の清さんはフィリピンのレイテ島で亡くなり、戦後に知らせを聞いた時、6歳だった静雄さんは家族と泣きはらしたという。 「戦争はやってはいけない。戦争を知らない若い世代に悲惨さと、平和のありがたさを語り継ぎたい」と訴えた。遺族たちは献花台に白菊をささげた。