夫が「年収600万円」で専業主婦は難しいですか? 子どもがまだ小さいので、正直「働くのはキツイ」と感じてしまいます…
専業主婦世帯で必要な年収の目安
仮に専業主婦世帯の支出額を毎月45万円とすると、年間では540万円の支出となります。年収600万円の人の手取り目安は480万円ほどのため、支出が収入を上回ってしまう計算です。手取りが540万円となるためには、額面で670~680万円ほどなければいけません。 これらは、あくまでも世帯主が60歳未満の専業主婦家庭における平均的な消費支出額に、東京23区内の3LDKの物件の家賃相場を加えた生活費をもとにした概算です。参考程度とはなりますが、夫の年収が700万円以上なければ毎月黒字で過ごすのは難しいでしょう。 コロナ禍以降日本でも生じたインフレが今後も継続した場合、さらに毎月の支出額が増え続ける可能性があります。そのぶん年収も上がればカバーできますが、賃金の上昇が追いつかないと生活が破綻しかねません。 夫の年収が600万円を超えたとしても、すぐに妻が仕事を辞めて専業主婦となるのは避けたほうが無難です。子どもの成長に伴いさらに支出額が増えることも予想されるため、可能な限り多くの収入源を確保しておくに越したことはないでしょう。
年収600万円で子どものいる専業主婦家庭の生活を維持するのは簡単ではない
妻が専業主婦で子どものいる世帯の、月あたりの平均消費支出額は30万円ほどです。3LDKほどの物件を借りている場合は、50万円前後となってもおかしくはありません。 45万円の支出でも年間では540万円となるため、手取り目安が480万円の年収600万円では赤字となります。少しでも黒字とするには年収で700万円以上は必要です。夫の年収が600万円を超えても、共働きでより多い収入を維持した方が、生活はだいぶ楽になるでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯2023年 CHINTAI 東京都の家賃相場情報 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部