有明コロシアムでの最終戦で信州と対戦するSR渋谷 [写真]＝B.LEAGUE

　第28節のサンロッカーズ渋谷は、今シーズン3度目かつ最後となる有明コロシアムでの一戦を迎える。前節終了時点での順位は中地区4位。「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」出場圏内の地区2位には6勝、ワイルドカード2位とは4勝差がついており、残り15試合でより多くの白星を積み上げなければならない。まずは今節の信州ブレイブウォリアーズを退け、3試合ぶりの勝利をつかめるか。 　前節は手痛い連敗を喫した。中地区首位の三遠ネオフェニックスのホームに乗り込んだ初戦は、ペイントエリアから66得点を奪われ計94失点。第2戦では第4クォーター終盤に点差を詰められ、最終局面にアンソニー・クレモンズの放ったレイアップシュートがブロックされると、相手にとどめのダンクをお見舞いされて81－84で白星を逃した。 　一方、信州は未だ長いトンネルから抜け出せず13連敗中。大阪エヴェッサを迎えた前節は2戦連続で競り合いをものにできず、86－89、70－78といずれも僅差で敗れた。 　第13節の対戦では、アウェーのSR渋谷が16点差で勝利。前節は第1クォーターからターンオーバーの数が目立ったため、SR渋谷としては試合の入り方がポイントになるだろう。試合をとおしては、前回対戦で21得点を奪われたジャスティン・マッツ、ケガから復帰したウェイン・マーシャルのインサイド陣を封じたい。 　信州は相手を上回るディフェンス力を発揮することに加え、いかにアウトサイドシュートを決められるかが勝利への条件。石川海斗と星野京介には、効果的な3ポイントで攻撃をけん引してほしい。 　アルバルク東京と星を分け合った千葉Jは、ホームに戻って再び東地区のライバルと激突。前回のリーグ戦で敗れたリベンジを果たし、宇都宮ブレックスの連勝を「15」で止められるか。勝利へは相手の堅守を破るオフェンス力が必須となる。注目は小川麻斗、金近廉の若手コンビ。両選手には3ポイントやドライブで攻撃を活性化させ、ディフェンスでも存在感を示して流れを呼び込みたい。小川に関しては、比江島慎やD.J・ニュービルをどこまで苦しめられるかも注目だ。 　名古屋市枇杷島スポーツセンターでは、21勝24敗同士のファイティングイーグルス名古屋と横浜ビー・コルセアーズが対戦。FE名古屋はホームでの3連敗脱出に加え、横浜BCからの初勝利を目指す。島根スサノオマジックとの前節第2戦では後半の20分間で30－50と引き離された。白星獲得へは、いかにディフェンスから流れのあるオフェンスにつなげられるかが問われる。経験豊富な川嶋勇人と笹山貴哉がチームを引っ張り、勝利の立役者となれるか。 　西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに1勝差に迫った島根は、佐賀バルーナーズとのホームゲーム。今シーズンは3度の顔合わせで2勝しているが、直近の対戦では3点差で競り負けた相手だ。ディフェンスではスコアラーのレイナルド・ガルシアを自由にさせないことが最優先。攻撃では津山尚大がカギを握る。津山は佐賀との過去3度の対戦でいずれも無得点。レギュラーシーズン最後の対決では、得意の3ポイントで相手を苦しめる活躍に期待したい。 文＝小沼克年 ■B1第28節試合日程 ・レバンガ北海道vsアルバルク東京（＠北海きたえーる） 3月27日（水）19時5分～ ・茨城ロボッツvs仙台89ERS（＠アダストリアみとアリーナ） 3月27日（水）19時5分～ ・群馬クレインサンダーズvs秋田ノーザンハピネッツ（＠オープンハウスアリーナ太田） 3月27日（水）19時5分～ ・千葉ジェッツvs宇都宮ブレックス（＠船橋アリーナ） 3月27日（水）19時5分～ ・サンロッカーズ渋谷vs信州ブレイブウォリアーズ（＠有明コロシアム） 3月27日（水）19時5分～ ・富山グラウジーズvs川崎ブレイブサンダース（＠富山市総合体育館） 3月27日（水）19時5分～ ・三遠ネオフェニックスvsシーホース三河（＠豊橋市総合体育館） 3月27日（水）19時5分～ ・ファイティングイーグルス名古屋vs横浜ビー・コルセアーズ（＠名古屋市枇杷島スポーツセンター） 3月27日（水）19時5分～ ・京都ハンナリーズvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（＠かたおかアリーナ京都） 3月27日（水）19時5分～ ・大阪エヴェッサvs広島ドラゴンフライズ（＠おおきにアリーナ舞洲） 3月27日（水）19時5分～ ・島根スサノオマジックvs佐賀バルーナーズ（＠松江市総合体育館） 3月27日（水）19時5分～ ・長崎ヴェルカvs琉球ゴールデンキングス（＠長崎県立総合体育館） 3月27日（水）19時5分～